【ブログ】原点回帰!トラディショナルを科学する芸術
- 2025.12.20
今年もまもなくクリスマスを迎え、あっという間に新しい年がやってきます。
バレエ頑張りましたか?
上達を感じられたこともあれば、そうでないこともあり悲喜交々だったのでは?
その難しさがバレエであり、長く続ける醍醐味でもあったりします。
がんばってバレエをしていると必ず目の前に現れてくるものは?
壁、スランプです。
一生懸命練習したらすんなり上手くなれればいいのですが、私も何度も何度も壁にぶち当たりながら今日までやってきています。
成長を感じられなかったり、成果が出なかったりすると尚更のことですが、実はそういう時ほど成長のチャンスでもあるのです。
そういう時こそ「原点に戻りなさい」
あなたがなんのために始めたのか、なんのために頑張ってるか。
迷ったら初心に帰ってやり直せばいいのです。
何度でも立ち上がれます。
そしていつか見えなかった答えが見えてくるものなのです。
原点回帰に必要なことはその人の習ってきた生い立ちやレッスンの質は大事ですが、そういうことをひっくるめて環境がとても大事です。
正しいバレエを教えてくれているか、できない原因を説明してくれるか、どうしたらできるようになるか教えてくれるか、繰り返し練習できるか、技術やトレーニングのアップデートはされているか。
やっぱりバレエは基礎が大事です。
バレエの基礎が大事とわかっていても、何が正しい基礎か知らなければ本末転倒。
バレエのスタイルのこと、身体の使い方のこと、演目や振付家のこと、身体作りのこと、健康や栄養のこと、最新の知識を体を通じて落とし込んでいる先生というのは頼り甲斐あると思いませんか?
私的には、そういう先生こそ責任感ある先生だと思います。
だからこそ原点回帰できる環境が壁を突き破ることができる近道なのだと思うのです。
でも原点回帰と一言で言うのは簡単ですが、なかなか地道な作業の連続です。
そこで個人に必要なことは「しぶとさ」です。
バレエに限らず世の中の成功者の共通点はしぶとさにあることは皆さんもお分かりだと思いますが、諦めず終わりなき道を歩み続けられるしぶとさこそが夢を実現する原動力です。
とはいえ原点に帰れない人もいるのも事実です。
・そもそも原点がぼやけている人。
・前に進むことばかりにこだわっている人。
・基礎、本質が何か知らない。
今年の秋にパークサイドバレエスタジオから3人が海外に旅立ちました。
バレエ団にふたり、バレエ学校にひとり。
年が明けたらもう一人留学します。
彼女たちは、みんな本当にしぶとかったです。
見ていて頼もしかったです。
彼女たちにもモチベーションの浮き沈みはありましたが、そんなことは持ち前のしぶとさで一蹴したかのように見えました。
この強い気持ちは厳しい練習を積み重ねてきて培った自信や誇りの証だと思うのです。
何度も立ち止まっては原点に戻り、試行錯誤を続けて勝ち取ったものです。
パークサイドバレエスタジオでは超基礎という言葉をよく使いますが、それこそがバレエの原点なのです。
バレエって芸術であり科学でもあります。
トラディショナルを科学するものだと思っています。
バレエの本当の楽しさを知るためにもまずは継続して、そして向学心を持ち続けてほしいと願っています。
一緒に頑張りましょう!