【ブログ】知的好奇心は大切です
- 2025.06.30
突然ですが、バレエ上達の最適化ってなんだと思いますか?
バレエが上手くなりたかったら、よりよい環境に身を置くということが最初に行うべき最善の選択肢です。
自分にとって最善か判断するには、今の環境が成長に必要な環境かというということ。
自分にとって居心地がいいかどうかは最適化の判断材料にはなりません。
例えば居心地の良い理由はなんなのか。
同じレベルの生徒が多いからとか、気心知れた友達がいるからとか、先生に仲良しになれたからとか。
つまり気持ち的に居心地がいいということ。
では、とても熱心で頑張っている生徒が多いのだが、先生は情熱的で、自分と向き合っている生徒の多い環境に身を置いたらどんな感情が湧いてくるか。
成長するためには正しく教えてくれる先生、向上心がある生徒が多い環境がいいですよね。
そういう環境に飛び込む時って少し気が引けるものです。
でも、ここ一番勇気を出して自分の成長に必要な環境に飛び込むことが必要な時ってあるものです。
大体において、自分の成長の邪魔するのは気持ちの問題が大半で、劣等感とか羞恥心という感情の問題です。
皆さん学校等の英語のクラスの時に、先生から恥ずかしがらないで大きな声出して会話しろってたくさん言われたことがあると思います。
そう言われても自信がなくて声が出せなかったり。
バレエも同じです。
いかに自分にとって最善の環境に身を置く勇気があるか。
自分にとって楽で居心地の良い環境にいると、自ずと色々な固定概念に縛られてしまうことが多い気がします。
バレエをやっているどの生徒さんでも向上心はあるのだと思いますが、本気で上手くなりたいと思っている人はいつも疑問のプールの中にいるはずです。
長年生徒の皆さんを見ていると伸びる人と伸びない人には違いがあると思います。
伸び悩む人は結果ばかりに執着しがちですが、伸びる人は疑問や課題を見出すことに長けています。
パークサイドバレエスタジオで心掛けていることは、オープンクラスでもジュニアのクラスでも知的好奇心を満たすことです。
知識や情報を的確に捉え、噛み砕きながらクラスの中に反映させていくことです。
先生の質の高さにおいても、いかに好奇心があるかどうかが先生の成長につながるのです。
先生が進化し続けたら生徒の皆さんも成長し続けられます。
学ぶことに驚きや喜びを感じていただけるよう指導することが私たち先生のミッションです。
私が昔から好きな言葉があって、自分でも心が沈みかけている時に言い聞かせていたものがあります。
それはネルソン・マンデラが言ったことで、「最も大事なことは転ばないことではなく、転ぶたびに起き上がり続けることです」というもの。
バレエにはオペラ座や英国ロイヤルやワガノワなどのスタイルがあり、それぞれに決まりごとがあります。
その決まりごとには、なぜそうしなければいけないか理由があります。
これが基礎です。
基礎ができるようになるためには知識も必要ですし、身体づくりも必要ですし、地道な練習も必要です。
気がついた時がスタート地点ですから、自分が今以上に輝けるよう頑張っていただけたら嬉しいです。
長く通いながら自分の課題を見つけて自分と向き合い続けることができるバレエスタジオであり続けることが、私たちのミッションであり日本のバレエを正しい方向に導くきっかけになれたらと願っています。
一緒に頑張りましょう!