できないことはできない理由があるのです。
- 2023.05.13
バレエを一生懸命に頑張っているのだけどなかなか上手くなれない・・・。
悩みを抱えている人は、子供から大人までたくさんいると思います。
私だって一人で悩んでも解決できず悶々としたことがあります。
問題は理想の形(動き)と現実をしっかり理解すること。
理想の形にするためにはどうしたらいいのかプロセスを知ること。
私のブログではよく体の使い方という言葉が出てきます。
体の使い方を学ぶには、まず何が理想の形(動き)なのかがわかっていなければなりません。
そしてもう一つ大切なのが自分の身体条件の伸び代と限界を知ることです。
人間の骨格は皆同じようでも骨の形状は個体差がありますし、骨の周りにある靭帯とか腱や筋肉だって個体差があり、向き不向きがあります。
体の条件が理想の形にそぐわない場合は、自分の限界点をゴールに定めて正しく体を使うことに専念しなければなりません。
身体の条件は悪くないのにできない人は、それぞれできない理由があります。
筋力の問題なのか、体の使い方の問題なのか、柔軟性の問題なのか、理解力の問題なのか、それとも努力の問題なのか、環境の問題なのか。
パークサイドバレエスタジオでコンディショニングやジャイロキネシスなどのクラスが多いのは、バレエに必要なことをたくさん吸収して体がバレエに適応できるようになってほしいからです。
美しいアラベスクをしっかりキープできるようになるためにはどうしたらいいのか。
その道筋を明確にして毎回のレッスンで確認しながら練習できたら、先生のサポートなしでもできるようになるでしょう。
私はクラスでこうも言います。
物事にはプロセスがあります。
まず最初は知ること。
そして正しく理解すること。
次のステップは、注意やサポートしてもらえばできるレベルになること。
次は自分で気をつけていればできるレベルへ。
そして最後は、無意識にできているレベル。
途中で諦めずにこの4つのステップをしっかり踏襲することが大事なのです。
クラスでは、わかってもらうためには解剖学的なアプローチをすることもあれば、感覚に訴えることもあれば、動画を活用することもあります。
自分の理想を明確に。
頑張りましょう。
今日は石井先生のとてもロジカルなバレエクラスとジュニアクラス、彩先生の情熱的で理にかなったジュニアクラス、そして私のジャイロキネシスとバレエクラス。
それぞれのクラスで学ぶことがたくさんたくさんあったと思います。
一つ一つ大切にしていただけたら幸いです。
今日も一日ありがとうございました。
感謝。